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天然由来成分を強みに展開する化粧品企業KNH、ドクダミを軸に製品ラインを拡大

韓国・江原道原州に拠点を置く天然化粧品メーカー、KandH(以下、KNH)は、植物由来原料とヴィーガンコンセプトを基盤としたスキンケアおよびヘア・ボディ製品を展開し、天然化粧品市場で存在感を高めている。特にドクダミ、ツボクサ、海藻などの自然由来成分を活用した製品群を中心に、肌の鎮静や保湿、頭皮ケアに特化した商品開発を進めている点が特徴である。


KNH製品の最大の特徴は、ドクダミを中心とした植物エキスの活用にある。代表的なスキンケア製品である「スネイルモイスチャーフォーミュラアンプル」は、カタツムリ粘液に加え、ドクダミやツボクサ成分を配合し、保湿と肌鎮静の両立を目指した製品である。また「シーウィードアクアアンプル」は、昆布や海藻成分を活用し、水分供給に重点を置いた製品として開発された。「シカグリーンフォーミュラアクアアンプル」は敏感肌向けの鎮静ケア製品としてラインアップされており、用途別に細分化されたアンプル製品群は消費者の多様なニーズに対応している。

エイジングケア分野もKNHの主要戦略の一つである。「rh-オリゴペプチドアンプル」や「トリプルペプチドアンプル」は、ペプチド成分を活用し、肌弾力や老化予防を目的として開発された。特に一部製品では植物性コラーゲンとドクダミ抽出物を組み合わせ、ハリケアとトラブルケアを同時に訴求している。これは機能性化粧品と天然化粧品を融合させる近年の市場トレンドを反映した製品戦略といえる。

KNHはヘア・頭皮ケア分野においてもドクダミ成分を積極的に活用している。「ドクダミヘアトニック」「発酵ドクダミシャンプー」「スマックシャンプー」などは、頭皮の角質ケアやかゆみ改善、青少年向け頭皮ケアを主な特徴としている。特に発酵技術を応用したシャンプーは、頭皮への刺激を抑えつつ栄養供給を強化することを目的としている。また、ビール酵母を配合したシャンプーも展開し、毛根強化や頭皮栄養ケアなど、多角的な商品ラインを構築している。

クレンジングやデイリーケア製品でも天然コンセプトが維持されている。「ヴィーガンドクダミ・ツボクサフォームクレンジング」は植物由来界面活性剤を採用し、低刺激洗浄を実現した製品である。「ヴィーガンオリーブクレンジングオイル」は植物オイルを基盤とし、メイク除去と保湿を同時に追求している。そのほかドクダミ石鹸や女性用デリケートゾーンケア製品など、生活密着型の化粧品展開も進めている。

さらにKNHはDIY化粧品原料市場にも進出している。ツボクサ抽出物や有機ドクダミ抽出物を原料として供給し、個人向けカスタム化粧品製作需要にも対応している点は、完成品販売にとどまらない事業拡張戦略として注目される。

また、KNHはヴィーガンコンセプト製品ラインを別途展開し、一部製品は欧州化粧品登録にも対応するなど、海外市場への展開も視野に入れている。自社オンラインショップでは海外配送にも対応しており、グローバル市場へのアクセス強化にも取り組んでいる。

天然由来化粧品やヴィーガン化粧品への需要が世界的に高まる中、KNHのドクダミ中心の製品戦略は差別化要素として評価されている。特に敏感肌ケアや頭皮ケア市場の成長に伴い、植物由来原料を活用した製品の競争力は今後さらに高まるとみられる。今後、機能性成分の研究開発や海外認証取得を進めることで、KNHは天然化粧品ブランドとしての認知度を一層向上させる可能性があると期待されている。

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