ポリウレアとは、イソシアネートとポリアミンの化学反応で生成されるウレア結合を基本とした樹脂化合物です。防水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性、防食性に非常に高い能力を発揮する、様々な用途で対象物の強度を劇的に高めるライニング材です。数秒から数分で硬化する速乾性はあらゆる状況での使用を可能にし、施工の幅を広げます。また、グレードによっては400%以上の伸長率を誇り、その柔軟性がもたらす強度は軍事施設の防爆対策としても使用されるほど。溶剤なども含まないため環境にもやさしい、圧倒的に『強靭×容易』な次世代ライニング材、それが「ポリウレア」です。
SCM COAT(Pure POLUREA)は、2成分の高品質塗料であり、VOC(揮発性有機化合物)は特殊添加剤でUVに強い耐性を与えることができる100%固体です。 SCM COAT(PURE POLUREA)は2成分の高品質塗料であり、VOC(揮発性有機化合物)は特殊添加物で強い紫外線耐性を付与可能な100%固体です。SCM COAT(Pure POLUREA)のメリットは、新しい用途に合わせて改良した最新のポリウレアを提供し、開発することができることです。
ポリウレアの特徴は下記のようです。
耐薬品性に優れている
強度と伸びのバランスに優れている
瞬間硬化、低温硬化
防水性能、遮水性能が高い
環境安全性が高い
SCM COAT(Pure POLUREA)の詳細は下記のリンクでご確認ください。
https://www.inter-tec.net/polurea
ポリウレア樹脂は建材の中では比較的新しい素材で、テキサコ社によって1989年に日本上陸しました。当初は車のバンパーを加工する材料として技術開発が進んだ様ですが、結局ポリエチレン樹脂がこの目的では主流になりました。 次に、船舶の補強や屋根防水材、外壁の塗装材などポリウレア樹脂の様々な使用に関して検討が加えられましたが、本格的なこの素材の利用は、その耐薬品性の高さに目を引かれた下水道事業団によって、下水道への使用が検討され始めたことがきっかけになりました。 1994年には国内で初めてスワエールスプレー工法によるポリウレア樹脂製ライニングが施工されています。以降、浄水施設や、養魚場の水槽、下水処理施設などのライニング材として、スワエールスプレー工法によるポリウレア樹脂被膜が使用されています。
他の素材と化学反応を起こしにくく、温度の変化や衝撃にも強い上弾力もある、製品のコーティングや設備のライニングに適した素材です。スワエール工法は、このポリウレア樹脂の被膜(塗膜)をコンクリート施設(特に水を扱うコンクリート施設)のライニングとして使用する工法で、スワエール上水システムによるポリウレア樹脂の被膜は厚生省令15号 "水道施設の技術的基準を定める省令" 及び日本水道協会 "JWWA K143" に適合しており、上水関連施設への使用も認められています。
近年、ポリウレア樹脂は防水性能と耐薬品性、耐候性だけでなく、コンクリート構造物の弱点の一つである衝撃への対策や、コンクリートより粗度係数が低い事から水路の効率的な運用などの面でも注目を集めています。
ポリウレア樹脂はイソシアネートとアミンが反応して生成されるウレア結合を主体する化合物です。
R-NCO + R'-NH2 → R-NH-CO-NH-R' の化学反応式で表現され、耐酸性、耐アルカリ性、耐候性、弾性や引張り強度等に優れているなど物性が非常に安定しています。
硬化までの時間も短く安定した施工性もあるため、ポリウレアの被膜はコンクリートや金属のライニングとして利用されるケースが特に多く見られます。
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